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2016.04.12

千代田区平河町で働く魅力(その1)

〇武家屋敷街から高級邸宅街へ
 
平河町は千代田区の西側に位置し、「永田町駅」の北側、「半蔵門駅」と「麹町駅」の南側に広がるエリアであり、山手の高台でフラットな地形と安定した地層に恵まれている。
「江戸城(現在の皇居)」外堀の内側に位置しており、徳川時代には江戸城の守りを固めるため武家屋敷が置かれていた。現在でもこの付近の地名にはかっての武家屋敷に由来する名称が多く、往時をしのばせる趣を感じさせる。
 
維新後は平河町の南側、永田町周辺に陸軍省(現在の憲政記念館の辺り)をはじめとする官公庁が集まるようになり、1936年には国会議事堂も完成して、国の中枢を司ることになった。隣接する平河町には地方自治体の東京事務所や公共団体の本部などが建てられ、高級邸宅街として発展する。
 
さらに、周辺には多くの国の大使館が置かれ、外国の要人や居住者が増えたことから、教会やキリスト教系のミッションスクールも数多く誕生した。こうした施設は現在も大部分がこの地に残っており、厳かに国際色を添えている。
 
 
〇さらなる発展に向けて進化を続ける街
 
都心の中心に位置する平河町は、時代の要請に伴い都市インフラの整備が進められている。2009年竣工の「平河町森タワー」や2011年竣工の「JA共済ビル」といった新しい高層ビルには周辺の環境整備により緑豊かな公共用地が設けられ、街並みが美しく整備されたほか、ビル内に多くの商業施設(ショッピング・レストラン・リラクゼーション等)が誕生することで、周辺のビジネスマンにとって利便性が向上した。
2012年には「千代田区立麹町中学校」の新校舎が完成。この校舎は屋上緑化や太陽光発電などの自然エネルギーを活用したエコスクールとして生まれ変わると共に、地域の防災拠点としての機能を兼ね備えることで、防災面での安心感につながっている。
さらには本年(2016年)の夏の大きな話題として「東京ガーデンテラス紀尾井町」(「グランドプリンスホテル赤坂(旧赤坂プリンスホテル)」跡地の大型再開発プロジェクト)の完成が迫っている。このビル内にはオフィスやホテルに加えて、様々な商業施設も誕生する予定であり、平河町のビジネスマンにとって多くのメリットが期待できる。
 
由緒正しい歴史を持つ落ち着きと、緑多い安らぎを併せ持つ千代田区平河町。ファーストオフィス半蔵門 麹町のある、この街はここで働く人にとって、都内でも有数の魅力を持っている。